GEMINI Laboratoryが、ドイツ「Design Post」にて展示『&CO』を初の共同開催

人とデータ、空間をつなぐハブになることを目指す
GEMINI Laboratoryは、5月9日から12日までドイツのケルンで開催される世界最大級の家具産業・木材加工見本市『interzum 2023(インターツム 2023)』会期中に、「Design Post Köln」で展示『&CO』を共同開催。「AltField by GEMINI Laboratory」初の展示発表を行なう。
昨年10月のローンチ以来、GEMINI Laboratoryでは印刷技術の概念を拡張し、その先にあるフィジカルな世界とバーチャルな世界がボーダレスに重なり合う未来の実現を見据えて活動してきた。
誰もがオルタナティブな情報空間を見つけ、共有し、さらには編集することができるような、人とデータ、空間をつなぐハブになることを目指し、4月25日にはデジタルデータライブラリー「AltField by GEMINI Laboratory」をローンチしている(関連記事:GEMINI Laboratoryによる多層世界の素材ライブラリー「AltField」始動)。
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「AltField by GEMINI Laboratory」は、デジタルの新しい世界観を構築するためのデジタルデータライブラリーだ。多様な素材、その素材の持つ情報が収められている(サイトを見る)
GEMINI Laboratoryが目指す世界を4つのエリアで具現化
「Design Post」における展示では、GEMINI Laboratoryが目指す、フィジカルとバーチャルが融合した世界を具現化。来場者は、以下4つのエリアでその世界観を体感できる。
「Material Playground」さまざまなデジタル素材を使用して、壁や家具、ファブリックなどの質感を現実空間で変化させるシミュレーション体験を来場者に提供。最新のXR技術で素材をスキャン、識別し、現実世界に投影する。
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「Embodied Immersive Experience」来場者は10メートル超の大画面に映る没入感のある映像や、触覚デバイスによる体感を通して、フィジカルの世界とバーチャルの世界を行き来する感覚を体験できる。
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「Museum of Materials and Spaces」フィジカルとバーチャルと行き来する素材や空間のデータミュージアム。さまざまなコンセプトの空間や素材が紹介される。
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「3D/4D Metamaterials」3Dプリンターを用いたメタマテリアルと、熱により自己変形する4Dテキスタイルのプロトタイプを展示する。米国OPT idustries社とMIT MediaLab Tangible Media Group、それぞれの共同研究から生まれた本展示を見て触れることで、最新コンピュテーショナルファブリケーション技術がもたらす未来のマテリアル・空間デザインを体験することができる。
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展示期間は5月9日からの4日間。これら4つの展示を通して、フィジカルとバーチャルが重なり合う未来の可能性を感じてほしい。