【参加者募集】GEMINI Laboratory Meetup vol.01 〜ミラーワールドの可能性を追求する先駆者達の共創コミュニティ〜

【GEMINI Laboratory Meetupとは?】
「GEMINI Laboratory Meetup」はアーティスト・クリエイター・研究者・ビジネスパーソンなどが集い、ミラーワールドの可能性について考えるサロンです。業界を超えて、ミラーワールドへつながる次世代のサービスやビジネスについて、共にディスカッションします。
シーズン1(2023年度)では「都市・空間」「人・アバター」「文化・伝統」の3つのフォーカスエリアをつくり、アイデアの思索とプロトタイピングを行います。皆様と制作した「ミラーワールドの可能性」に関するコンセプトアイデアは編集しビジュアライズと共に構成、2023年3月の最終成果物発表会以降に公開していく予定です。
【Meetupで扱う「3つ」のフォーカスエリアについて】
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フォーカスエリアとは「ミラーワールドの可能性」という広大かつ潜在的な発展性について論じる上で、仮説的に設定した手がかりとなる言葉です。シーズン1では3つの言葉を設定しました。これらの言葉をもとに、「ミラーワールドの可能性」に関するアイデアを先端プレイヤー・ゲストと共に自由なディスカッションを行います。(後述)
【GEMINI Laboratory Meetup vol. 01】『ヴァーチャル建築の修理』から考える、XR化する都市・空間のデザイン
XR関連技術の発達により、何らかのユニークな体験や社会性、目的を持ったメタバース建築や、ヴァーチャル空間、XR体験施設(ネットには、さまざまな言い方で溢れています)を作ることに対して、多くの企業やクリエイターが創造的な可能性を察知し、アクションや探求を始めています。一方で、デジタル・XR技術で可能になることを列挙し、テクノロジー起点だけで目標や価値観を考えていては、建築や空間を設計する上で重要な観点である公共性や、その基盤としての持続性といった論点がこぼれ落ちてしまうかもしれません。その一例として、昨今議論が活発化している「修理する権利」があります。この観点は、これまで見過ごされていたプロダクトと私たちの関係性を指摘し拾い上げることで、望ましいデザインや社会実装に対する望ましい思想や態度を提示しています。
Meetup vol.01では、都市や空間のデザインにおける公共性の観点や、「修理する権利」についての議論を一部参照としながら、リアル・デジタルの垣根を超えて存在する建築・都市・空間をデザインする上で、今どのような観点を持っておくべきかについてトークを展開。
トークの後、ゲスト講師やメンターを含めた参加者全員で議論しながら、今後のビジネスの種になるプロトタイプ制作に向けたアイデアワークを行います。(会場参加者限定。30名先着。)
vol. 01 プログラム
2022年12月21日(水)GEMINI Laboratory Meetup vol.01リアル会場:FabCafe MTRL (地図)オンライン会場:Youtube Live
18:00 – 18:10 ミートアップオリエンテーション・イントロダクション(10min)18:10 – 18:30 ゲストプレゼンテーション[番匠カンナ](20min)18:30 – 18:50 ゲストプレゼンテーション[中村健太郎](20min)18:50 – 19:30 クロストーク(40min)19:30 – 21:00 アイデアワーク(90minn)※プロトタイプクリエイター限定
※プロトタイプクリエイターについては参加条件があります。後述エントリー方法①をご参照ください。
【トークゲスト / メンター】
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番匠カンナ / 服部 一晃Banjo Kanna / Hattori Kazuakiidiomorph主宰, 株式会社ambr CXO
「いまないところに空間を生む」というコンセプトのもと、リアルとバーチャルの境界線に新しい空間を創造する。ambr CXOとして「Tokyo Game Show VR」「マジック:ザ・ギャザリング バーチャル・アート展」エクスペリエンス・ディレクション、個人として「PARALLEL SITE」コンセプト設計、「バーチャルマーケット」会場設計、XR系事業の企画・デザインコンサルティングなどを手掛ける。
Twitter: https://twitter.com/Banjo_Kannawebsite: https://idiomorph.com/
【ディスカッションを共にするメンター】
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中村・健太郎翻訳者・プログラマ。
1993年大阪府生まれ和歌山県育ち。情報技術とデザイン・建築・都市の関係に関心。2016年慶應義塾大学SFC卒業後、NPO法人モクチン企画(現CHAr)ソフトウェアエンジニア、東京大学建築学専攻学術専門職員を経て、現在東京大学情報学環在学中。共訳書に『スマート・イナフ・シティ──テクノロジーは都市の未来を取り戻すために』(2022, 人文書院)。
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花形 槙
1995年東京都生まれ。慶應義塾大学SFC卒業、多摩美術大学大学院修士課程メディア芸術プログラム修了。テクノロジカルに加速する資本主義社会において変容する、自-他の境界、人間-非人間の境界への関心のもと、「私」でなくなっていく、「人間」でなくなっていく肉体についての実践を行う。主な作品に、人間そのものが商品化される架空の”存在代行”サービス《Uber Existence》、眼を移動させることで人間の身体規範を逸脱していく《still human》など。主な受賞に、第25回文化庁メディア芸術祭アート部門 新人賞、CAF賞2022 優秀賞など。
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内藤 薫株式会社CHAOSRU 代表
2006年より凸版印刷株式会社 文化事業推進本部にて文化財のデジタルアーカイブ事業に携わる。2022年、株式会社CHAOSRUを設立。デザイン・クリエイティブの視点からメタバースやバーチャル事業の支援を行っている。
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砂木|SUNAKISUNAKI Inc.
建築家の木内俊克とデザイナー/プログラマの砂山太一が主宰する建築・美術を軸に企画から設計・制作をおこなう共同体。情報と物質を切り口にデジタルとフィジカルの横断をテーマとしたアプローチを特徴とし、インスタレーション制作から建築設計、展覧会企画や会場構成、ウェブ空間の設計からデータベース構築までを包括的に取り扱う。
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田邉 集
エンジニア,米国駐在,経営企画,事業開発と異なる視点から文化財,電子出版,3DCGなどデジタルコンテンツ流通事業の戦略立案/立ち上げに関わる.現在は人体情報流通の事業開発に従事(Virtual Human Project). MIT Media Labリエゾンとして先端技術のリサーチや,Metaverse Japan,COI-NEXT「デジタル駆動超資源循環参加型社会共創拠点」などのコンソーシアム,社内外の共創プロジェクトに関わる
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金岡 大輝FabCafe Tokyo CTO
英国で建築を学んだ後、持ち前の幅広いデジタルファブリケーションの知識を活かしFabエンジニアとしてFabCafe Tokyoの立ち上げに参加。Fab部門のリーダーを務め、テクニカルワークショップなどを主宰。その後、Noiz Architectsにてコンピューテーショナルデザインを駆使した建築設計に携わる。
2015年ロフトワーク入社。デジタルファブリケーションの知識と海外とのネットワークを活かし、世界各地のFabCafeの立ち上げ・海外クリエイターとのコラボレーションや作品制作・自治体や海外大学との教育プログラム設計・アート展示ディレクション・コミュニティ運営・コンピューショナルデザインを駆使したプロジェクト企画などを幅広く手がける。2019年よりFabCafe Tokyo CTOとしてFabCafe Tokyoのリーダーを務める。
【エントリー方法】
①トークを視聴する(会場)+アイデアワークへ参加する:プロトタイプクリエイターとしてエントリー(リアル参加)
3つのフォーカスエリア(後述)から関心のあるフォーカスエリアを選択。それぞれのエリアに分かれて、各回に登壇するゲスト講師や業界の第一線を走るメンター陣、GEMINI Laboratoryのコアメンバーと一緒にディスカッションを行いながら、自身が創造するアイデアを具現化していきます。
※ プロトタイプクリエイターは、基本的にシーズン1の全てのMeetupに参加頂く必要があります。(12/21・1/25・2/22・3/22に開催。会場は全て同じです。スケジュールをご確認の上、申し込みお願いいたします。)※ プロトタイプクリエイターは、関心のあるフォーカスエリアをエントリー時にお選び下さい。(各回のアイデアワークは、お選びいただいたフォーカスエリアごとに分かれて行います。)※ プロトタイプクリエイターには後日参加同意書をお送りさせて頂きます。
②トークを視聴する(配信):オーディエンスエントリー(オンライン参加)
3回のトークイベントをオンライン視聴し、Discordのコミュニティサーバー上でディスカッションへ参加出来ます。
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【参加に際してご案内】
・開催前日までに参加詳細をご登録いただいたメールアドレス宛にお送りします。・参加者の皆さんの写真や議論の内容は後日GEMINIの活動としてWEBサイトに掲載する場合があります。・プログラムは、予告なく変更される場合があります。
【「3つ」のフォーカスエリアについて】
【アイデアセッションで扱う「3つ」のフォーカスエリアについて】
フォーカスエリアとは、「ミラーワールドの可能性」という広大かつ潜在的な発展性について論じる上で、仮説的に設定した手がかりとなる言葉です。シーズン1では、三つのキーワードを設定しました。この言葉が関係する領域を対象に、「ミラーワールドの可能性」に関するアイデアを考えていきます。
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「都市・空間」〜無境界化が進む生活様式と、望ましい「都市・空間」のデザイン〜このフォーカスエリアでは、ミラーワールドにおける人間の生活様式と都市・空間の間に、どのような関係が結ばれるのかについて考えたい。フィジカルとデジタルの脱境界化が進行した近未来の私たちの生活様式は、どのように都市・空間の設計思想やデザインに反映されるのか?あるいは、どのような意味や目的を持った都市・空間があれば、私たちが息づく生態系と、現状の生活様式がより望ましいものになるのだろうか?
「人・アバター」〜アバター(分身)と生きていく意味を考える〜このフォーカスエリアでは、アバターが私たちにとってどういう意味を持つかを考えたい。⼈々が毎⽇、生身の肉体から⽬を覚ますのと同じように、⼈々が毎⽇アバターとして生きる理由をつくることはできるだろうか?一人の人間のデジタルアイデンティティとしてだけではなく、ものや組織、企業も、分身として、選択的かつ能動的に表現される多様な自己の存在は、どんなハンディキャップを克服し、どんな能力を発揮することができるのだろうか?⼈、場所、モノをつなぐ3Dのインターネットとも呼べるミラーワールドの世界では、どのような意味をもったつながりを編集できるだろうか?その編集によって、アバターとして生きる意味や目的を創造することができるだろうか?
「文化・伝統」〜日本のデジタル伝統技術と文化が育むミラーワールド〜このフォーカスエリアでは、フィジカルの世界で伝統的に積み上げられてきた技芸、技術、様式、知識や文化そのものが、デジタルツインやアバターの技術や概念と組み合わされることで、どのような価値を生み出すことができるかを考えたい。デジタルの世界で育まれた文化を、日本のデジタル伝統文化としていかに残していくのか、その活用方法も考えたい。
今後のスケジュール
イベントタイトル GEMINI Laboratory Meetup
開催日時 vol. 01:12月21日(水)18:00-21:00vol. 02:1月25日(水)18:00-21:00vol. 03:2月22日(水)18:00-21:00Final:3月22日(水)18:00-21:00
開催場所 リアル会場:FabCafe MTRL (地図)オンライン会場:Youtube(予定)
定員 プロトタイプエントリー(リアル会場参加):先着30名オーディエンスエントリー(オンライン会場参加):150名
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体制
主催:凸版印刷株式会社運営:ロフトワーク